iPhoneアプリ「ボキャブラキング 3.1.0未満」からP-Study System用問題集を作る

ボキャブラキング バージョン3.1.0からこのプログラムでは問題集が作成できないようになっています。これに対応する予定はありません。詳しくは当エントリのコメント欄を参照ください。


iPhone/iPadアプリ「ボキャブラキング」は、アルクによるレベル別語彙リストSVL12000を使った、単語当てゲームアプリです。

このアプリから単語リストを取り出して、P-Study Systemという学習ソフト用の問題集とするプログラムを書いてみました。

  • vocaking2pss.zip (2010/10/30 某所でツッコミをもらったので、問題と解答を入れ替えるように変更しました 2010/11/15 入れ替えたつもりが入れ替わっていなかったので、ちゃんと修正しました)

ただ単に問題集化するだけでは芸がありません。ボキャブラキングの問題は、「日本語での意味を複数」提示され、それに対する「英単語を1つ」答えるものです。それを加工することによって、「日本語での意味を1つ」提示されたら、それに対する「英単語群」を答える問題集も同時に作ります。この場合、問題のレベルは、複数の英単語のうちもっともレベルが低いもののレベルとしています。

たとえば、ボキャブラキングのSVLには「すばらしい」という意味の単語が13個あります。「fine: すばらしい、晴天の、精巧な」や「great: 偉大な、すばらしい」といった感じです。これらを全て集めて、「fine、great、wonderful、golden、lovely、excellent、heavenly、glorious、elegant、terrific、tremendous、sensational、awesome: すばらしい」という問題も生成するわけですね。

実際問題集を作ってみると意図したところが伝わると思います。

使い方を以下に説明します。

  1. iTunesでボキャブラキングのアプリをダウンロードしてください。
  2. vocaking2pss.exeを実行。ボキャブラキングのアプリファイルと、問題集の出力先ディレクトリを指定してください。ボキャブラキングのアプリファイルが見つからない場合には、「iTunes アプリ 保存場所」とかでググってください。
  3. すぐに、英単語単位/和語単位での12レベルの問題集ができます。英単語単位のは12,000個、和語単位のは17,697個の問題が出来ると思います。あとは、P-Study System側でインポートを行ってください。

ボキャブラキングは無料アプリですが、有料アプリであるPowerWordsと連携することができます。PowerWordsではしっかりと単語を学習することができます。ぜひPowerWordsを買ってアルクの収益に貢献しましょう。