ひとり暮らしの男性に、電気フライヤーのススメ
(改題しました 旧題:ひとり暮らしを新しく始める男子が買うべきたった1つのモノ)
ひとり暮らし関連のエントリが人気になる季節です。
30歳男子であるわたくしですが、ひとり暮らしを始める男子にものすごくオススメのアイテムがあるのです。しかし、どこのエントリを見ても、そのアイテムをオススメしていない…しからば、ワシがオススメするしかないじゃろ!
そのアイテムとは、電気フライヤーです。
TWINBIRDのものは、コンパクトでリーズナブル、使いやすいフライヤーです。 象印のものは、最大ワット数が1000Wと多いです。つまり、加熱が速く、温度を一定に保つ力が強いです。僕はこれをよく使っています。ブレーカーの容量が低い家の場合は、ブレーカー落ちに気をつけてください。
なぜ(電気)フライヤーを勧めるのか、どう活用すればいいのかを説明します。
油はうまい!
「うまいは甘い」とは北大路魯山人が言ったらしい言葉ですが、油もうまいです。うまいだけではなく、よい栄養源でもあります。
ティーンズ男子にとって、油がない生活はかなりキツいんじゃないでしょうか。
油ものがあるだけで、男一人暮らしの食卓が華やぎます。
ふつうの鍋での揚げ物はオススメしない!
揚げ物をする際に問題となるのは、油はねと温度調整です。
普通の鍋で調理を行う場合、激しくはねた油を必死に掃除する必要があります。油ははねるだけでなく、細かい霧状となって部屋中に充満します。家具の天板や壁紙に油がくっつき、その油にホコリがくっつきます。部屋が加速度的に汚くなるのです。
温度を一定に保つのも面倒です。温度計を持っていたとしても、その温度を保ち続けるのは困難です。ちょっとした用事で鍋の前を離れたら、あっという間に油の温度が発火点に至り、火災になる恐れがあります。コンロが原因の火災のうち、天ぷら油を使っていた割合はかなり多いそうです。
さて、揚げ物用の鍋というものがあります。
この鍋は、油はねガードと温度計をつけることによって、ふつうの鍋で起こる問題を緩和しています。しかし、あくまで緩和です。実際に紹介した揚げ物専用鍋を使ったことありますが、やっぱり油ははねたり部屋に広がったりするし、温度調整は手動で行う必要があります。
電気フライヤーでは、これらの問題に大変強いです。フタをすることによって(通電中はフタを外すように推奨されている機種もあります)油はねや油の気化を押さえ、温度も自動的にある範囲内に保って油が発火点に達するのを防ぎます。超便利&安全!
また、ひとり暮らしでは、ガスが開通しておらず、IHではなく電熱線式のコンロしかない物件に住む人も多いです。このような物件でも、電気フライヤーなら問題なしです。
フライをするな、天ぷら・素揚げにせよ!
フライヤーがあると、ついついフライを作りたくなってしまいます。トンカツ・エビフライ・アジフライ・コロッケ…おいしそうですね。
しかーし!!!フライは面倒です。
- 小麦粉・卵・パン粉が必要
- それらを食材にまんべんなくつけるため、キッチンバット状のものが必要。
- 食材も物も多いので、片づけが面倒
- 余った、卵がちょっとついたパン粉とかをどう食べるか考えるのにヤキモキ
というわけで、天ぷらや素揚げをしましょう!
天ぷらの場合、便利な「天ぷら粉」というものが売ってあります。これと水があれば、あら不思議、天ダネになります。天ダネが余っても大丈夫。揚げれば天かすです。次の日のうどん・そば・そうめんなどにぶっかけましょう。ブラボー!
素揚げも、なかなかおいしい調理法です。ナスを買ってきて素揚げにするとおいしいですよ。
フライをどうしても食べたい場合には、卵の代替品をつかいましょう。
水溶き小麦粉や牛乳溶き小麦粉、水溶き小麦粉+片栗粉、マヨネーズなどが代用品となります。 要は「どろっとしたノリ状の食材で、パン粉を接着できるもの」であれば代用品となりうるわけです。
また、パン粉だけつけて揚げたフライというのもあります。食材にパン粉がくっつくように、食材の表面(場合によってはパン粉)をよく湿らせてください。
とにかく、楽な調理法が長続きします。なるべくサボってください。
あ、天ダネはよく冷やすようにしてくださいね。
野菜食え!野菜!
男性の一人暮らしでは、野菜の摂取が不足しがちです。
生野菜ですと、量を食べることができません。よって、なんらかの方法で野菜に火を通す必要があります。
蒸し野菜などにして食するのもオススメですが、天ぷら・素揚げにするのもおいしい野菜の食べ方です。
野菜はオカズになりづらいですが、揚げ物にするとオカズ度が格段にアップします。
しいたけの天ぷらなんて、もう肉と言っても過言ではないっ!
スーパーの惣菜を揚げなおせ!
スーパーの惣菜コーナーで、とんかつや各種フライ・天ぷらなどが売ってあります。しかし、ほとんどの場合はすでに冷え切っています。
そこで、フライヤーで軽く揚げなおしてみましょう。できたてのおいしさに近づくことができます。
また、パン粉までつけてあるが揚げられていない、いわば半製品状態のトンカツなどがスーパーに売ってあることもあります。フライヤーがあればおいしいトンカツがすぐ食べられます。ブラボー!
冷凍食品コーナーにある、ポテトフライなどを買うのもいいですね。
鶏肉に粉をつけた状態で冷凍してある、冷凍から揚げなんかおいしくてオススメです。
昨日の天ぷらを揚げなおせ!
夕食に作った天ぷらが、余る場合があります。ただ単に揚げなおしては、衣が固くなってしまっておいしくありません。
そのような場合には、以下のような処置をして揚げなおしてください。衣がサクサクに仕上がります!
- 天ぷらに、水を霧吹きでかけて揚げなおす
- 水にさっとくぐらせたあとキッチンタオルで余分な水分をとって揚げなおす
- 薄い水溶き小麦粉をまぶして揚げなおす
余った食材はかき揚げにせよ!
ひとり暮らしだと、食材が余ります。残り食材の処分は結構頭が痛い問題です。
お鍋に入れていただく、という手もありますが、かき揚げにするのもオススメです。なにより頭を使う必要がありません。そしてそれなりにおいしい!
僕は、もやしのかき揚げが好きです。もやしはすぐ縮んでしまうので、揚げすぎに注意してください。
油こし器はよいものを買え!
コスト面・健康面において、油をキレイにどれだけ使い続けられるかは重要です。油を毎回捨てるとお金がかかりますし、油はただ捨てるだけでも面倒なものです。固めたり、吸わせたりしないといけないですから。
油をキレイにする能力が高く、オイルポット(油を保存できるもの)を兼ねた油こし器は、楽しい揚げ物ライフのため重要です。
僕は、上記の条件を満たした「コスロン」という油こし器を使っています。
オイルポット 油サイクル油こし器 油こし器 コスロン オイルポット コスロン コスロン フィルター 油 ろ過 コスロン 油 こし 器 オイルポット フィルター 油こし オイルポット 油こし器 油こし 容
この油こし器は、薄いフィルターを200枚重ねにしたものを使って油を濾します。濾した油は、驚くほどキレイになります。油が捨てなければならないほど汚れるまでの揚げ回数・期間が長くなります。コスロンのサイトにあるユーザの声では「これを買ってから1回も油を捨てていない」といった文言も並んでいます。
Amazonで購入されるのであれば、パナソニックの油こし器が評判がよいようです。
油こしに油を入れる場合には、油を冷まして入れましょう。よりキレイに濾されます。
フライヤーは毎回洗うな!
こういう電気フライヤーは、きちんと洗おうと思うととたんに面倒です。電気機器ですからね。
しかし、毎回油こし器で油を濾して保存していさえいれば、フライヤーの中身の洗浄にはそれほど神経質になる必要はありません。細かい揚げカスなどが残っていても、気にせずフタして放置しています。コスロンのフィルターを取り替えるくらいのタイミングで、スポンジと中性洗剤で掃除しています。鉄鍋の中華鍋を毎回中性洗剤で洗わないようなものですね!(強引)
どうしても気になる人は、油を油こし器に入れたあとに、フライヤーの油が入る部分をキッチンペーパーなどで軽くぬぐっておくとよいでしょう。
まとめ
電気フライヤーは、一人暮らしの食生活を豊かにしてくれます、それも簡単に。
アイスクリーマーからワッフル焼き器、両面魚焼きグリル、自動千切り機etc…キッチン家電を買っては活用できなかった僕が、今でもガッツリ使っている電気フライヤー。
是非電気フライヤー&油こし器でステキな男一人暮らしライフを楽しんでください。