サンフランシスコでの生活費は高いか(あるいはTop Ramen賛歌)
シリコンバレーでの生活費が高い、という話があります。シリコンバレーはよく知りませんが、それより家賃が高いとウワサのサンフランシスコで生活している僕は、生活費が高いという実感を持っていません。なぜでしょうか。
食費は高いか
日本と同等水準の食生活を、サンフランシスコで享受しています。
僕は、日本に住んでいるときから袋麺が主食でした。
アメリカで袋麺といえば、我らが日清の誇る「Top Ramen」。日本では売っていません。
出前一丁やサッポロ一番、辛ラーメンなども米系スーパーで簡単に手に入りますが、一個$0.99くらいとお高い。ところがTop Ramenは安いのです。
日本のものをサンフランシスコで買うときには、だいたい1.5倍の値段が相場のようです。DAISOは$1.5ですし、無印良品も日本の値札に基づいて同じような値付けをしています。
ところが、このTop Ramen、相場に反して結構お安いのです。キャンペーンクーポンなどを使えば、6袋で$1.26。$20以上買えば$3 offクーポンなども手に入るので、16パック購入すれば、$17.16(税抜)。96食ぶんがまかなえます。
日本と同等水準の食生活が、激安で得られるわけです。
でも、同じ味ばっかりだと飽きちゃいそうですよね。Top Ramenならば、味のバリエーションが多数! チキン味、ビーフ味、海老味、オリエンタル味の4種類は容易に手に入ります。僕のオススメは海老味。次点はチキン味。
Top Ramenは基本あっさり系の味なので、いろんなトッピングが映えます。野菜やベーコンなどを炒めて載せれば、味と栄養にバリエーションが引き出せますよ。パクチーはセールで$0.25、普段は$0.50くらいで一束手に入るので、よく散らしています。
ちなみに、米系スーパーマーケットチェーンであるSAFEWAYのCLUB CARD会員向けに「2/$5.00-」とか書いてある商品のほとんどは、2個買わなくても割引されます。小さくea. $2.50と書いてあればOK。律儀に書いてある個数分買う必要はないです。セルフレジとレシートで確かめてみましょう。たまに本当のセット価格があるが、ea.が書いてないので分かります。
家だけはどうしても高い
渡米前は、渋谷区鶯谷町というところに住んでいました。
鶯谷町、高級住宅街のイメージがあります。家賃531万円でおなじみのラ・トゥール代官山や、その隣のセンチュリーフォレストなど、外交官関係者や芸能人などが住んでいるお高い物件だらけ。
僕はラ・トゥール代官山のほど近くに、月¥105,000で住んでいました。1Kです。渋谷に徒歩8分くらい、中目黒のドンキホーテ本店にも歩いていけるという好立地。贅沢でした。
サンフランシスコで最初に借りた物件は、Studio Typeという広めのワンルームで月$3,100の家賃。3倍強の値段がかかっています。恐ろしいですね。
というわけで、一人でワンルームを借りるという無駄なことをせずに、シェアハウスしましょう。
craigslistで丹念にシェア物件を探そう。ソファーだけ貸してやるからそこで寝ろ、的なものでいいでしょう。
びびなびのルームシェア掲示板は日本人のシェアメイトも多く、安心。そのぶんお高い。
イーストベイに渡るのもよい選択肢です。
いずれにせよ、muni(電車・バス)の便がよいところを選ぶべし。詳しくは後述。
今僕は、一軒家シェアでmuniのバス亭は目の前という素敵なところに落ち着いています。
クソ高いので避ける
駐在とか現地採用で補助がある場合は除く。
- 外食。サンフランシスコは美味しいレストランも多いが、高い。チップもバカにならない。交際目的に限ろう。先日Super Duper Burgerという有名なハンバーガーチェーンに始めて行った際、「始めて食べるんだー」という話をしたら驚かれた。すんません引きこもりなので…
- 自家用車。タクシーアプリであるUberはUber POOLという相乗りを利用しよう。サンフランシスコ市内ならどこでも$7。muniというバス・電車は$2.25だが、90分以内であれば乗り換えがタダ。よって、どこかに出かけて、用事をパパっと済ませて、帰りのバスに乗っても$2.25。おしっこくさい車両とか、意味もなく叫び続けている人などにしょっちょう遭遇するが、ガマンしよう。遠出はレンタカーで。ナパバレーはツアーがオススメです。
- 保険。日本でクレジットカードで、3ヶ月の海外旅行保険がついているものを持っていく。そして、3ヶ月ごとに日本に帰ろう。日本でおいしいものも食べられるし。CITIカードやリクルートカードなどでは、決済ごとに海外旅行保険が延長されるものもあるようだ。
- 病院。日本の病院は無保険でも安い。支払が3倍強になるだけだ。日本で歯科の定期健診と人間ドッグを行っている。
- 英会話学校。代わりにCCSFに通おう。コミュニティカレッジであるCCSFは、ESLのクラスが無料だ。土曜日の授業もある。しかも学生証までもらえる。学生証で、学割が利く。
ほかにも、水は浄水器、炭酸水はSoda Stream、日用品はDAISOで買ったりなど、細かく削れるところは削りましょう。
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まとめ
以下のような人は、サンフランシスコで生活レベルは下がりません。
- 日本での生活レベルが高くない
- ソファーで寝ても気にしない
- 嫁・子供がいない
それどころか、日本でも生活レベルを下げる可能性が少ないでしょう。失うことがない、すなわち無敵の人になればよいのです。
そういえば、「無敵の人」提唱者の西村博之氏は「生活レベルを上げる意味が分からない」とよく言っていました。生活レベルとバリュエーションは上げすぎるとよくないですね。
というわけで、条件に当てはまる人は、サンフランシスコ生活してみるのもよいのではないでしょうか。
では、Happy life!
(念のために書いておくけど、これは長い自虐ネタですよ)