SFO-HND JL1で読んだ観た小説映画
サンフランシスコから東京に一時帰国しているわけですが、時差ボケにならないように一睡もしないで機内で過ごすために、小説1つ、映画4つ見ました。
アメリカ生活によっていくつか変化がありました。そのうちの一つが、「フィクションを観るようになった」ということ。その一環で感想でも書いておこうかと。
村上春樹 「国境の南、太陽の西」
やれやれ、僕は彼の小説をはじめて射読した。
「村上春樹」さんと「村上龍」さんの区別がつかない病にかかっていたのですが、ニコ生リスナーさんの丁寧な訂正によって
- ワイルド系なのが龍
- 限りなく透明に近いのが龍
- 長崎出身なのが龍
- インテリ系外見なのが春樹
- ジャズ喫茶経営が春樹
- スワローズファンが春樹
などの区別方法を教えてもらって、「なるほど、おすぎとピーコよりは判別しやすいな」という認識にちょうど達したところでした。
そんな状態で作品読んでみたいな、と思っていたところ「国境の南、太陽の西」を貸してもらえた。やほーい。
- やっぱり「やれやれ」はあるんだ
- やっぱり「射精」するんだ
- タイトルになっているくだりは好き
- ダイソン。確かに吸引力ってのはあるのかもしれないと思った
- 最後に背中に手を置いたのは嫁と島本さんとイズミ全員ありうるってのでいいのかな
- 島本さんは思念体なの? イズミがイタコってるの?
- 文章がすんなり読みやすい
というのが感想。教養を持たない末永たすくの感想なんてこんなものです。
一番印象に残った言葉は、「テニス気違いの共産党員」です。
この小説、サンプル数がかなり少ないながら、男性は好きだけど、女性は嫌いということらしい。その風評を聞く限りでは、「秒速5センチメートル」を思い出した。あれも幼なじみが再会して…的なストーリーで、男性は感動するけど女性にはあまり響かないという感想を読んだことがあるので。ま、ご想像のとおり、「秒速5センチメートル」は1ミクロンも見てないです。
男性にコレ刺さるっていうのは、みんなこういう幼なじみがいるわけ(=あるあるネタ)なのかな。いないからこそ求めている(=空中庭園的)のかな。
島本さんという名前で島本須美を想像しつつずっと読んでしまった。僕の中ではナウシカじゃなくてXEXEXのイレーネ。ゲーセンでループしている「私の星を助けて」。
あと、「おっさんだけど上級生の痴女に痴漢して大変なことになった話を書く」というスレも思い出した。話の筋はぜんぜん違うけど。
映画「ペコロスの母に会いに行く」
僕の出身地である長崎映画なのでセレクト。
じんわり感動系で「これぞ機内映画!」という感じでよいです。あとは、TVで深夜帯にやっているのを観るとか。
- ガードレールと階段と原付、これが醍醐味長崎映画
- 加瀬亮は見た目マジメ系のクズ役を配役される運命を背負っているのか
- 原田知世!原田知世!
- 長崎の赤線地帯だったところってどこなんだっけ
- ランタンフェスタそんなに盛り上がってるのかな? 僕が中学生のころから名前をつけて大々的にやりはじめたはずなので、もう1大イベントになっているのかしら
- 「しかぶる」をひさびさに聞く。「漏らす」ということです。
- 英語字幕で「焼酎」が「Nihonshu」になってた。そりゃそうだよな。
加瀬亮は、今まで 東横インの500 VODで「アウトレイジ(・ビヨンド)」しかみたことないので、またこんな役かい、と思ってしまった。まあこの映画ではマシですが。「見た目マジメ系のクズ」を「マジメ系クズ」と略してしまうと意味が異なってしまうので、なんとか前者を短く表現する言葉はないものか。
加瀬亮演じたペコロス父はうちの父と一緒の三菱重工長崎造船所勤めやね。ランタンフェスタより長船まつりですよ。三菱重工長崎造船所主催の夏祭り。
映画「魔女の宅急便(実写)」
魔女宅は、原作は未読、ジブリ映画は映画館で観た。うちの飼い猫kikiは前の飼い主が「黒猫でメスなので」つけた名前だから作品自体に思い入れはない。機内映画上映とかじゃないと絶対観ないので選択。
意外と面白かった。期待値が低かったのもあるけど。
「小芝風花かわいい」それだけ。でもそれだけでよい。
- 飛行シーンの合成っぷりが、ネバーエンディングストーリーをなぜか思い出す出来(羽賀研二版の日本語主題歌が流れつつ)。でも後半になるにつれて全く気にならなかった。慣れ?
- 世界観謎すぎる。和洋折衷というか。原作もこんなんなのかな。
- 小芝風花のような娘をさずかり、思春期まで苦労して育て上げるも、「お父さんくさいから口聞きたくない」と絶交されたい。
- トンボひどい & ソウルジェム濁りイベント多すぎでは
- ジジのCGはなんとかならなかったのかなあ。実写黒猫は撮影上キツいとか?
- カバオ(名前失念)テカテカすぎ
- タカミカラは…なにかしらビジネス上のアレなんでしょうか
- 尾野真千子きれい 生活美というか。
映画「Robocop(2014)」
新版のほう。旧盤は20年くらい前?にTVで観たのと、一応Amazon Instant Videoで持っているのと。トータル・リコールを観て、ポール・バーホーベンっておっさんはほんとフリークスとか好きで悪趣味でいい趣味だなあ、と思って買ったけど観ていない。
とりあえず新版を観てみる。
- 人格改造プログラムで映像をずっと見せられるかわいそうな機械じかけのオレである主人公に感情移入でき…なかった。家庭持ちだとまた違うのかな。
- 嫁ずっとシャロン・ストーンだと思ってたけどシャロン・ストーンなはずないよなと思って調べたらやっぱり違った
- ゲイリー・オールドマンがホントにオールドに…(レオンくらいしか観てない)
- 旧版ってコマ撮りストップモーションアニメーションだよね、今から観たら見劣りするかな…
- なんとかactをもっと話にからめてほしかった
なんか普通の映画になってるような、といいつつ旧版の記憶もほとんどないので、旧版を観よう。そいやトータル・リコールもリメイク版あるんだよね。
映画「アナと雪の女王(FROZEN)」
元タイトルだと、オレンジ味かメロン味かといった感じのフローズン。
- 事前にある程度結末のネタバレに近いものを聞いていたのが残念。
- アナかわいい。仕草かわいい系女子ですな。
- Let It Goより、Do You Wanna Build A Snowman? が好き。メーン!かっこっかっこっ
- 愛の定義をちゃんと提示してるのがよい
- ソウルジェム濁りイベントが婚約に集約されていてよかった。魔女宅実写のはホント多すぎ。1個でええ。
- 思い出した: SUBZERO WINS, FATALITY (びよーん)
歌練習して歌いながら観たい。4本の中では一番よかった。メーン!