すべてがカプセルになる THE PERFECT INSIDER
こんな世の中が実現してほしい。
人は、立方体状のカプセルに住む。カプセルは、カプセルホテルのカプセルをイメージ。
そして、そのカプセルの中に入ったまま、物理的に移動する。
交通機関は、カプセルをはこぶ
- 物流と、交通手段がひとつになる。「カプセルというモノを運ぶこと」に抽象化される
- 車は、カプセルを積み込む
- カプセルは複数積み込む。
- 移動元から目的地まで送ってくれる。ただし、複数積み込みなので、最短ルートは通らない
- 列車は、カプセルを積み込む
- 旅客車と貨物列車を分けない
- カプセル内からは、どのような路線に乗るかを意識しない。 チェックポイントごとにカプセルの積み替え(=乗り換え)を機械が自動的に行うことにより、鉄道路線の始点・終点にとらわれなくなる
- 飛行機は、カプセルを積み込む
- いつものベッドでファーストクラス気分!
- イメージ: 飛行機に乗るとき、SECURITY CHECKEDのようなシールをスーツケースに貼って封印するイメージ
- 俺はこれで困っている: 在米なのですが、飼い猫のkikiさん、狂犬病清浄国以外から日本に入国するのがかなり大変。封印さえして、カプセルから出なければ、再入国が楽になってほしい。例えば、映画とかライブとかを観に短期間海外に行くのを想定。
施設は、カプセルを取り付ける
- ホテルは、カプセルを取り付ける場
- 客室は別途あってもよい
- 現在のホテルでの駐車場的イメージ
- 野球場・ライブ会場・映画館は、カプセルを取り付ける場
- カプセルから観ることができる
- 学校・病院、すべての施設はカプセルを取り付ける
- 学生には、カプセルで守られた通学を
- 病人には、点滴など必要な設備が揃ったカプセルを用意する
- ホテルは、カプセルを取り付ける場
家の概念がかわる
- カプセルこそが家
- ベッドを中心とした睡眠機能に特化
- 荷物をいっぱい保管したければ、追加のカプセルを買う
- 物理的な位置は問わない
- 寝ている間は、田舎に置いておいてもらってもかまわない
- 防音性さえあれば、横、上、下にどんなカプセルがあってもかまわない
- 迷惑なカプセルは、あらゆるシチュエーションにおいて、隣にならないように要望できる
- 迷惑な隣人問題を解決、うるさい人はうるさい人同時で仲良くやってね
- 荷物を保管したトランクは、必要なときだけ呼び寄せる
- 冬物の服やスキーセットが入ったトランクは、夏場はどこか遠くへ置いておく
- 金持ちは、複数カプセルのスペースを占拠する豪華カプセルを買う
- カーオーディオの1DIN、サーバーの1Uのようなイメージ
- 大きすぎると取り付けられる設備が減り、利便性を失うため、実はあまり人気がない
現代コンテナ建築研究所との違い
「現代コンテナ建築研究所」は、日本の建築基準法をクリアしつつも、ISOコンテナとしても認められる、新型の建築構造用コンテナを開発しました。彼らも、「ロジスティクスを内包する建築」を指向しています。詳しくは、リファレンスにあげた僕の過去記事を参照してください。
僕のやりたいことは、ISOコンテナにこだわっていない、という点で異なります。
ISOコンテナだと、サイズが大きく、高密度輸送が難しいです。カプセルホテルのカプセルも結構かさが高いという問題があるが、ISOコンテナよりは低いです。
あくまで住居用のカプセルとして、新しい規格ができることを望んでいます。
参考となる会社など
交通機関は、Uber(Uber Pool)やLyftの相乗りのイメージです。カプセルの中にいれば、相乗りであっても、プライバシーが保てます。
SleepBusというスタートアップがあります。彼らは、サンフランシスコからロサンゼルスまでのフルフラットのベッドに寝たままで移動できる高速バスを運行しています。高速バスへカプセルがとりつけられればうれしいですね。
ツッコミどころ
- 流行ったあとの世界は想像できるが、そこまでどうやってたどり着くの
- どのような機関が管理するの
- トイレとか風呂とかどうするの
- 排気・換気どうするの
- ディストピア感あふれる
- それってほんとうに人をしあわせにするの?
このエントリを書いたきっかけ
自分が実現したいことは、何度も外に発表したほうが、より実現に近づくから。
そして、シン・ゴジラのネタバレを避けようと努力していたのですが、個々のツイートとしては極力ネタバレを避けようと配慮されているものの、そのようなツイートがたくさん集まった結果、結局全体像がわかってくる系のネタバレを食らっている私末永が、飼い猫のkikiさんの心配をせずに、ごろごろしたまま日本で映画を観て帰ることができる世の中を願って書いたエントリです。
同じようなアイデアはたくさんの人が思いついているはずです。誰か実現してください。