台湾の澎湖島に語学留学に行く@カリンのお宿(花梨客棧)
台湾の澎湖という場所に3週間弱中国語の語学留学に行きました。澎湖は、日本でいうと沖縄のイメージ。観光シーズンには1週間に2回の花火大会をやっている、のんびりした島です。
そののんびりとした島に、なぜか日本人向けの宿泊施設つき中国語学校が3つもあります。今回ぼくは、カリンのお宿(花梨客棧)に宿泊しました。他にも、阿甘語学学校、台湾中国語学院の2校があります。
カリンのお宿は3校のうち唯一中国語のレッスンなしでも宿泊できて、花火大会を見つつゴロゴロして過ごすとかにもぴったりです。今回は共同部屋であるドミトリーに宿泊したのですが、宿泊体験と持っていったほうがいいもの、また中国語留学としての体験と持って行ったほうがいいものを記しておきます。
ドミトリーの宿泊施設として
ドミトリーといいつつも、ほとんどの期間一人で占拠できたので、快適でした。
単に二段ベッドを置いただけのドミトリーがあります。二段ベッドは不安定で、上の人が動くたびに下の人に振動が伝わるし、快適性に難があります。この宿のドミトリーは、きちんと作り付けた構造物のベッドになっていて、ぐっすり眠ることができます。エアコンもきちんと効いていました。アイマスクと耳栓があれば、さらに熟睡できるでしょう。
ドミトリー用の共用シャワールームもキレイでした。が、構造上どうしても足元がぬれるので、珪藻土マットとかあったら嬉しかったかも。
宿のWi-Fiがたまに不安定になっていた。1F, 2F, 3FとそれぞれWi-Fiのアクセスポイントがあるんだけど、2F, 3Fのは有線でつながっているのではなくて、1Fの電波を2Fに中継、2Fの電波を3Fに中継、という感じでやっているっぽい。ので2Fのアクセスポイントが落ちた場合には、1Fのアクセスポイントに繋げるとインターネット接続復活したりしてた。1Fのもたまに落ちてたけど、離島だからしょうがない?
バイクは借りたほうがよさそうだった、けど、歩きだけでなんとかなります。めっちゃ近くにセブンイレブンとスーパーとパン屋と麺店があるので、まず困りません。僕は自転車に乗れないのですが、乗れれば街中まですぐ行けます。僕は歩きで行ってました。バイクの運転には、「日本の運転免許証に添付する中国語翻訳文」が必要です。日本のJAFか、日本台湾交流協会の台北・高雄の事務所で取得できます。
タオルは乾きにくかったので、DAISOに売ってるマイクロファイバーのタオルを複数枚持って行くとよいかも。
どこかに昼間お出かけする場合には、日焼け止めを塗ったほうがいいです。かなり日差しが強い。日本の日焼け止めがセブンイレブンに普通に売っていますが、日本出国のときに空港の免税店で日焼け止めなどを買っておくとよいです。免税店の事前予約ページなどを利用しておくとよいです。サングラスや帽子、脱げにくい靴タイプのビーチサンダルとかもあったら便利。ビーチサンダルでビーチを長距離歩いたりしたので。
虫除けは現地で買ってもいいんじゃないかな。室内では虫除けは不要だった。
個室の居心地は正直ワカラン。いる人は快適そうにしてた。
冬いくと風強くてつらいらしいので、花火やってる観光シーズンに行くのがいいんじゃないでしょうか。もちろん、勉強には集中できるのかもしれんけど。
洗濯グッズはそろっているし、室外にちゃんと干せるので4日分くらいの着替えがあれば快適に過ごせる。
キッチンでの調理は、凝ったものを作るのは大変な感じだった。
1Fの共用スペースにまめにいると、宿のスタッフか他の宿泊客のみなさまに面白スポットに誘っていただける可能性が高まります。僕は基本コミュ避け引きこもり系ですが、何もないときはドミトリーがある2Fから1Fに降りたりしていました。逆にいえば、部屋に籠もっていれば干渉されなくて楽。
カリンのお宿(花梨客棧)は問い合わせも日本語OKだし、現地での生活も、中国語0、英語0でも指さしや筆談などで生きていけます。
台湾旅行一般としてあったらよかったもの
台湾旅行一般として、持っていって良かったものです。
台湾は現金があったほうがいいです。澎湖はさらに。両替レートは台湾のほうが有利なので、日本で両替せずに、日本円を台湾まで持ってきて、空港の両替所で両替してください。
水筒も便利。お茶などのペットボトルの大きいのを買って、水筒に入れて、飲食店に持って行ったりしていた。お茶は基本糖分入りなので、日式と書いてあったりする無糖のものを選んで買ってた。
中華電信のSIMカードあって助かった。空港限定で、安い値段でデータ使い放題のプランに加入できる。中華電信はdocomoみたいなイメージで、地方でもエリアが広いらしい。桃園・松山両空港にカウンターあります。ただし、安いデータ使い放題のカードは、追加入金で延長はできない。最大30日のプランしかないので、それを越える滞在の場合には別プランか、もしくはiTaiwanのWi-Fiを観光カウンターで登録して、SIMは慣れない滞在初期専用と割り切るのもいいかも。宿からの車での送り迎えがあるので、最終日インターネットなくても大丈夫だし。
宿のインターネットが不安定なときには、中華電信のSIMでテザリングしてしのいだ。
泊まるとき持っていったほうがいいものをまとめなおします。重要度順。
- 現金(日本円)
- 台北や高雄の空港で中華電信のデータ使い放題SIMカード
- マイクロファイバーのタオル数枚
- 日焼け止め(免税で買うのもいい)
- 水筒
- 帽子
- サングラス
- ビーチサンダル(マリンシューズタイプが便利)
- 日本の運転免許証に添付する中国語翻訳文(バイク運転するなら)
- アイマスク(ドミトリーなら)
- 耳栓(ドミトリーなら)
中国語語学留学として
僕の留学の目的は、「注音符号」を覚えることでした。
僕は、中国語の発音が苦手です。声調をつけて拼音表を全てキレイに読めることを目標としました。その拼音ですが、i + ouがiuとなったり、eがeだったりêだったり、uがuだったりüだったり、表記の簡易性のために音と1対1で対応していません。台湾で使われている注音符号は、そのまま読むことで、実際の発音に近い音が出せる、より音韻的な表記方法です。よって、注音符号を学ぶことによって、拼音表をキレイに読むことの助けになると考えました。逆にいえば、拼音表を全てキレイに読めて、繁体字用IMEを使ったりしなければ、注音符号を学ぶ必要性はうすいです。
注音符号は1から3文字で、声母(頭子音) + 介音(半母音) + 主母音・尾音という中国語の音節の要素それぞれに対応しています。注音符号で中国語のレッスンを受けていると、自然と音節構造になじんでいきました。発音も、その過程でよくなったと思っています。
レッスンでは、新版實用視聽華語を1冊目からやっていきました。いわゆる「教科書」なので、可もなく不可もなく。台湾向けの教科書で、繁体字かつ注音も載っていますが、単語の言い回しや兒化などは台湾っぽくないところもあるという感じ。この本のレッスンを注音符号を用いて進めることによって、注音符号を覚えるという当初の目的は達成できました。
効果があったのは、教科書をめくるときの、「下一页,第几页?」「第…121页」という、ページ数を聞かれてそれに答えるだけ というやりとり。これをしつこくやってもらって、数字の読み方と発音になれてきました。
もし、何か自分の中国語に対して明確な課題があるのであれば、新版實用視聽華語ではなく、自分自身が選んだ本や問題集、語学CDなどを持ち込んで、授業を自分向けにしてもらったほうがいいな、と思います。とはいえ、新版實用視聽華語を丁寧に進めていくのが一般的ではあり、特に希望がなければひととおり進めるのもよいでしょう。3冊目が挫折ポイントらしい。
僕も、声調をつけて拼音表を全て読むのだけをずーっと繰り返して、おかしな点を指摘してもらう、ということをやろうかと思いましたが、さすがに自分が飽きそうなのでやめました。
僕は英語圏に住んでいるのですが、結局会話のための外国語学習って、発音矯正、単語の暗記、簡単なQ&Aをすぐ答える瞬間作文、シャドウイングを毎日少しずつ長期間頑張ることに終着するんですよね。というわけで、入門段階ではあまりこだわりなく何かの教科書をさらっと流す感じでいいと思ってます。
文房具などは、もし必要があれば現地のセブンイレブンかDAISOかで揃えることができるので、最低限だけ持っていけばいいでしょう。
僕が宿泊中にお会いした人のうち、阿甘語学学校の元生徒が3人、台湾中国語学院から移った方が1人、台南のどこかの大学の語学コースから移った方が1人いました。みなさん、自分に会う学校を探しているようです。
1レッスンは2時間制なのですが、レッスン中の単語暗記などを考えて、1日1コマ2時間でけっこうキツいです。僕は仕事もリモートでやっていたので、さらに。あと、どうしても語学の先生って相性の問題があるので、3ヶ月の長期滞在などを考えていても、最初は2週間ほどの宿泊で様子を見たりするのがいいんじゃないでしょうか。
持っていたほうがいいもの。宿泊に必要なものに比べて重要度は低いです。
- 自分がやりたい課題の本・問題集・語学CD
- 語学CDの場合、それを再生できるスマートフォンやパソコンなど
- ペン
- ノート
麺たち
2017/05/08 朝 擱再來
什錦麵
2017/05/08 夜 紅燒牛肉麵
刀削牛肉麵
2017/05/10 昼 阿軒麵店
排骨意麵 肉操飯(大)
2017/05/11 昼 王牌牛肉麵
牛肉麵を指さしオーダーしたんだが、指の位置がずれて…
豚脚麵
2017/05/11 夜 紅油抄手
牛三寶湯麵 紅油抄手 小碗 中辛
2017/05/12 昼 山禾堂拉麵
豚を機械翻訳にかけるとイルカになる問題にひっかかってる。
ゆず茶うまかった。あと替え玉2回まで無料。
豚骨チャーシュー麵 特濃 ゆず茶 豆腐
2017/05/13 昼 碧蘭小吃部
刀削炒麵
2017/05/14 昼 賈老闆紅燒牛肉麵
紅燒牛肉麵
水餃もうまかった。
2017/05/15 昼1 小萍の店@吉貝嶼
麵線とウニせんべいっぽいの
2017/05/15 昼2 赤崁牛肉麵
牛肉麵
2017/05/15 夜 鼎皇
火鍋だけど、王子麺っていうインスタント麵入れた。
2017/05/16 夜 花媽軟骨豬肉麵
腹減ってたので二つ食べた。
葱焼軟骨麵 粗麵と海陸什錦湯麵 粗麵
2017/05/17 昼 阿鳳牛肉河粉
紅燒牛肉河粉
2017/05/18 夜 嚐香聚牛肉麵
牛三寶麵
2017/05/19 昼 阿軒麵店
排骨意麵
2017/05/19 夜 スーパー
火鍋 + うどん
2017/05/20 昼 謎の店@東嶼坪嶼
観光ツアーについてきた謎の麵。什錦湯麵ということになるんだろうか。
2017/05/20 夜 スーパー
火鍋 + 刀削麵
まとめ
澎湖に泊まって南国気分を味わいつつ、中国語も勉強してきました。
まとまりのない記事ですが、参考になるかと思います。